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32話 ホムンクルス....そして...?

last update Last Updated: 2025-04-17 02:04:06

数日前.....

 今は使われていない研究所が何者かに侵入されその施設の設備を使用された可能性がある事をミディールは現在の拠点の施設から遠隔操作で発見。これを調べるため理人と隆太はその研究所に調べに行く事となった....のだが...

 びゅぅうぅぅぉぉォォォォォォォ!!!(吹雪)

 「また強く吹雪き始めたな」

 「ふぃっくしゅ!!さむ!!!」

 一方、たび重なる吹雪が原因で町中についていた人口ライトが遂にその全てが完全に破損。市長はミディールに街の安全を守るために人工発光電灯の取り付けを依頼。

 美亜と奏花が急遽、この人工発光電灯の取り付けに駆り出されることとなった。

 「ねえ?私達っていつからミディールさんの助手みたいなものになったっけ?」

 「わ....私に言われても」

 そして二人が電灯をつけてる丁度その時期にユウキとミナは吹雪に襲われ更に原因不明の動悸と体調不良により二人とも気を失ってしまうが丁度通りかかった美亜と奏花に助けられ間一髪、事なきを得る事となった。

 そして現在.......。

 「私たちが偶然通りかからなかったら君たちほんとにどうなってたかわからなかったよ」

「私、奏花て言うのよろしくね」

 「僕はユウキと言うんだ。で、こっちは妹のミナだ。」

 「美亜ちゃん、奏花ちゃん二人ともよろしくね」

 彼らはそれぞれ無事であることに安堵し、そして兄と妹は助けてくれた二人に感謝した。

何より自分たちに優しく、そして親切にしてくれた事に心が温かくなるような感じがした。

 同時刻.....ミディールの研究所にて......

「ミディールさん、コーヒーもってきましたよあったまるから飲んでくださいな☆」

 「ありがとう理緒ちゃん」

ミディールは理緒からわたされたコーヒーをゆっくりと飲みしばらくすると「ぷは~と息を吐く」

「ありがとう、生き返るわ」

 「にゃは☆おかわりもってきますか?」

 他愛もない会話をする二人だが理緒はふと気になることが頭に浮かびミディールに聞くことにする。

「理人ッち達が向かった研究所の後ってかつてはどんな研究をしていたの?」

 ミディールはこの問いかけにたいし急に顔色を悪くすると重い表情を浮かべ説明し始める。

 「あなたには....というかこの場合あなた達かしら?嘘は言わないほうが良いかもしれないわね...」

「あの場所はかつて人
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